公益財団法人日本テレビ小鳩文化事業団

2月21日　愛知県岩倉総合体育文化センターにて、日本テレビ小鳩文化事業団主催のスクールコンサートが行われました。地元の岩倉市立岩倉中学校、南部中学校が参加。
このコンサートは、昨年2月26日に行われる予定でしたが、コロナのため直前にやむなく中止。二年越しの開催となりました。
また、このスクールコンサートでは、岩倉中学校ブラスバンド部、南部中学校吹奏楽部がプロの演奏家と共演することが最大の特長でしたが、コロナのため、部員全体で集まっての合同練習が十分にできず、学校側から共演は辞退させてほしい、という申し入れがあり共演する機会はもてませんでした。
そこで、一流のプロの演奏家が集まるせっかくの場なので、吹奏楽部の生徒の皆さんに、楽器別にプロの演奏家が講師となり、生徒が体験して学ぶ「ワークショップ」を提案しました。
演奏家も、吹奏楽の代表的な楽器である、クラリネット、サックス、トランペット、トロンボーン、パーカッションの演奏家にメンバーを入れ替え、新たな体制を組み、コンサートの前日に、約60分間　楽器別のワークショップが実現。
岩倉、南部両中学校吹奏楽部の生徒の皆さん約32人がワークショップに参加。皆さんにとっては、プロの演奏家から直接学ぶ、めったにないとても貴重な体験だったと思います。参加された生徒の皆さんが、このワークショップの体験が今後の活動の糧となり、音楽を楽しんでもらえればと願ってやみません。
翌日のコンサートは、司会の中京テレビ松原朋美アナウンサーが登場すると会場から大拍手。最初から、会場は待ちに待ったという感じで、「ノリノリ」でした。ジャズ、映画音楽、シャンソン、ミュージカル、アルゼンチンタンゴと、ジャンルや時代を超えた名曲の数々が演奏されました。
さらに、岩倉中学校、南部中学校の校歌が一流のプロの演奏により披露され、約370人の生徒の皆さんは、約60分間、プロのライブの演奏を大いに楽しみました。
長いコロナ禍の中、大勢の生徒が集まって音楽を楽しむ機会がなかった生徒の皆さんにとって、とても良い機会だったと思います。
最後に、岩倉、南部中学校から御礼の言葉、6人の演奏家へ花束が贈呈され、2年越しのコンサートは大盛況のうちに終わりました。出演者、スタッフ、生徒の皆さんに感謝。

日本テレビ小鳩文化事業団
常務理事 柴田吉彦