公益財団法人日本テレビ小鳩文化事業団

日本テレビ小鳩文化事業団は、今年4月2日に創立10周年を迎えました。
その創立10周年記念事業として、全国の視覚支援学校に伺ってのスクールコンサートがスタート。
4月28日（木）の富山に続いて、6月30日（木）山形県立山形盲学校体育館にてスクールコンサートを行いました。
学校からは、生徒14名、先生や指導員の方が、約50名参加して、約1時間一流のプロの演奏家のライブの音楽を楽しみました。
6月としては、異例の暑さでしたが、鮮やかな緑の木々をバックにした体育館の臨時ステージのコンサートは、とても美しく一幅の絵のような素晴らしさでした。
お父さんが、14代の山形盲学校の校長先生だった姉妹の歌手シュガーシスターズを始め、7人の演奏家によるライブのコンサートに生徒の皆さんは、集中して聴き入っていました。
ミュージカル、シャンソン、映画音楽、ユーミン、大瀧詠一と様々なジャンルの名曲で構成された1時間。最後に、山形盲学校の校歌で終演。

「コンサートのホールにおいて聞くにふさわしい素晴らしい演奏。何より本物の音に触れる機会は、本当に必要だと改めて思いました。今回の貴重なコンサートにお誘いいただきまして本当にありがとうございました。」（鑓水直子校長先生）
「コロナ禍になって、音楽はしばらく聴かなかったが、今日はいろいろなジャンルの曲が聴けたのが良かった」（男子生徒）
「ピアノを弾いたり、ドラムをたたいたりするのが得意ですが、ドラムの音がすごくかっこよかったし、ピアノも音がきれいで、素晴らしかったと思いました。」（女子生徒）
この 2 年間、学校では、ほとんどのイベントが出来なかった中、生徒や先生の皆さんには、貴重なコンサートだったと思います。
今後も、愛媛松山、京都、沖縄の視覚支援学校に伺って、プロの演奏家の音楽をライブで楽しんでいただきたいと思っております。

日本テレビ小鳩文化事業団
常務理事 柴田吉彦